Walmartは、DAU数約5,200万人のオンラインゲーム「Roblox」内に2つのワールドを開設。

2022年9月27日、米暗号資産メディア「Decrypt」によると、米小売り大手の「Walmart（ウォルマート）」は人気の多人数同時参加型オンラインゲーム「Roblox」内に2つのワールド「Walmart Land」と「Walmart’s Universe of Play」を開設し、このパーティに参加した。「Roblox」のDAU（デイリーアクティブユーザー）数は約5,200万人で、ユーザーが作成した3Dゲームやワールドが数百万個も存在する。

このワールドは、NFTを中心に構築されているわけでもなく、暗号通貨を搭載しているわけではない。これは、ユーザーが作成したコンテンツを中心に構築された伝統的なWeb2ゲームだ。この種のオンライン共有世界ゲームは、閉じたエコシステムを持ち、よりオープンで相互運用性の高い将来のメタバースワールドの先駆けであることから、「プロトメタバース」と呼ばれることもある。

しかし、これはオンラインワールドへの第一歩であり、最終的にはNFTやその他の暗号技術を中心に構築されたWeb3メタバースゲームへと導くものであると考えられる。CNBCは、Walmartの最高マーケティング責任者William White氏が、「Roblox」の世界を将来のメタバースに向けた「実験場」であると述べたと報じた。

今後Walmartは「Decentraland」や「The Sandbox」に参入する可能性はあるのか？

今後、Walmartがイーサリアムベースの「Decentraland」や「The Sandbox」に参入する可能性はあるのか？その点については時間が解決してくれるだろうが、「Roblox」は同社のブランドをインタラクティブなオンラインゲーム体験に変える最初の試みになる。昨年末、Walmartは暗号通貨とメタバースに関連する商標を多数申請しています。

「私たちは、（顧客が）興奮するような新しく革新的な体験を創造することに集中しています。」

「Walmart Land」は、コンサートやNetflixをテーマにしたトリビアチャレンジ、現実世界のブランドのデジタルアパレルを提供するファッションショップを開催するオンラインプレイグラウンドです。一方、「Universe of Play」では、『ジュラシック・ワールド』や『Paw Patrol』などのエンターテインメント・ブランドが、デジタル玩具やその他のアクティビティを通じて集結しています。

このほかにも、ナイキ、コカ・コーラ、ウェンディーズ、グッチ、アディダスなど、数多くのブランドが「Roblox」やWeb3のメタバースプラットフォームで独自のゲームワールドを立ち上げている。ソーシャルメディア大手の Facebook の親会社である Meta も、Oculus VR プラットフォームを中心に、大規模なメタバースに取り組んでいることは有名だ。

2022年5月5日「Gucci（グッチ）」、5月末に一部店舗でビットコインの取り扱いを開始。

2022年5月30日NIKEのRTFKT（アーティファクト）が、ドメイン名を19.72ETH（3万5,000ドル）で購入。1972年に関係？

2022年6月28日HTCはメタバースに対応し、暗号とNFTの機能を組み込んだ初のスマートフォンを発売。