8,888個のNFTプロジェクト「Pudgy Penguins」は、そのすべての支配権を750ETH(約250万ドル)で売却された。
2022年4月4日、米暗号資産メディア「Decrypt」によると、人気NFTプロジェクトの「PudgyPenguins」は、将来に渡るそのすべての支配権をロサンゼルスを拠点とするベンチャー投資家「LucaNetz」率いるベンチャーキャピタル「Luca Netz」へ250万ドル(750ETH)で売却したと報じています。
- イーサリアムベースのNFTで8,888種類のペンギンが存在する。
- 21年8月、海外掲示板Redditの共同創業者、Alexis Ohanian氏が所有していると発言。
- 最高額のペンギンは左向きのもので、およそ5000万円で売られた。
- ロサンゼルスを拠点とするベンチャー投資家「Luca Netz」が率いる投資グループ HP:netzcapital
数カ月間に渡るコミュニティの混乱もあったが、作品が次のレベルに進む為に「LucaNetz」は新たなトークンも視野に入れている。
今回の売却は、NFT所有者にとって興奮するニュースに聞こえるかもしれないが、コミュニティの中で「Luca Netz」はそれほど有名な人物ではなかったと語る人もいます。また21年12月には、Twitter Spaceで創業者「ColeThereum」のリーダーシップを公然と批判したり、22年1月には、共同創設者のCole Thereum氏が、プロジェクトの資金を着服した疑惑が浮上したりとコミュニティの混乱が数カ月続いていました。
そして今回、「Luca Netz」が率いる投資グループ「Netz Capital」が、創業者4人からすべての支配権を手に入れたことによって、将来的に「法律を遵守した形」での「Pudgy Penguins」の新たなトークンのリリースも視野に入れているという。
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- 独自トークン「Decrypt Token(DCPT)」を発行
- 「Decrypt Token」は、記事を読んだりSNSでシェアしたりすることで獲得できる
NFTとは「Non Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)」の略で、直訳すると「代替不可能なトークン」という意味になります。何のこと?って感じですが、分かりやすく言うと「固有の番号付きデジタルデータ」。これまで画像、映像、音楽、アートなどのクリエイティブなデジタルデータは、そのものの価値を証明するのが難しかったのですが、ブロックチェーンの技術によって「唯一のものと証明可能」「改ざん不可能」「作成者や所有者の履歴が残る」という機能を備えることで、NFTアートには大きな可能性が広がっています。