Coinbaseは、NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」の3部構成のアニメ短編映画を開発している。
2022年4月12日、米暗号資産メディア「Decrypt」によると、仮想通貨取引所「Coinbase」が、NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club:BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)」の短編映画を制作すると発表した。「The Degen Trilog」と名付けられた3部作からなるアニメーションになっており、第1作は6月にNFTイベント「NFT.NYC」でプレミア上映される予定で、第2、3作は来年に予定されている。
- Bored Ape Yacht Club:BAYC(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)は、Yuga Labsが制作するApe(類人猿)をモチーフにしたデジタルアートによるNFTコレクションプロジェクト。
- 2021年4月よりNFTマーケットプレイスOpenSeaで販売を開始。
- 米大手オークションハウスのサザビーズで2021年9月9日、BAYC全作品のうちの101種類の作品で構成されたコレクション「101 Bored Ape Yacht Club」が、約2440万ドル(26億円相当)で落札された。
- 暗号資産を購入、売却、入出庫、保管するためのオンラインプラットフォーム
- アメリカのサンフランシスコで2012年6月に設立され、現在100カ国以上で展開
- ユーザー数は全世界で6800万人(2021年8月時点)
「Bored Ape Yacht Club」のNFT所有者は、自身のキャラクターをこの映画に登場させる申請が可能。
今回面白いのは「Bored Ape Yacht Club」のNFT所有者が自身のキャラクターを映画に出演させる申請ができるとのこと。「The Degen Trilogy」の公式サイトで、保有する「BAYC」を保管したコインベースウォレットを接続することで申請可能ということだ。
「Coinbase」のエンターテインメント&カルチャーマーケティングディレクターであるWilliamSwann氏も、「私たちはBored ApeYacht Clubコミュニティから触発され、この映画を私たちと共同制作する招待ができることに興奮を覚えています」とリリースで述べている。
下記は22年3月に発表された「Bored Ape Yacht Club」のメタバースプロジェクト「Otherside」のティザー動画。(この本文記事とは関係なし)
- 仮想通貨やブロックチェーンについての記事を扱う大手Webメディア
- 独自トークン「Decrypt Token(DCPT)」を発行
- 「Decrypt Token」は、記事を読んだりSNSでシェアしたりすることで獲得できる
NFTとは「Non Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)」の略で、直訳すると「代替不可能なトークン」という意味になります。何のこと?って感じですが、分かりやすく言うと「固有の番号付きデジタルデータ」。これまで画像、映像、音楽、アートなどのクリエイティブなデジタルデータは、そのものの価値を証明するのが難しかったのですが、ブロックチェーンの技術によって「唯一のものと証明可能」「改ざん不可能」「作成者や所有者の履歴が残る」という機能を備えることで、NFTアートには大きな可能性が広がっています。